タイトルの通りである。
候補になっている十作品は以下。便宜上、番号を振る。


1. 『アイアムヒーロー』(花沢健吾)
2. 『アオイホノオ』(島本和彦)
3. 『宇宙兄弟』(小山宙哉)
4. 『娚の一生』(西炯子)
5. 『海月姫』(東村アキコ)
6. 『高校球児 ザワさん』(三島衛里子)
7. 『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)
8. 『バクマン』(大場つぐみ・小畑健)
9. 『虫と歌 市川春子短編集』(市川春子)
10. 『モテキ』(久保ミツロウ)



4、5、7、9以外は知っていた。7をアマゾンで探したら本屋で積んであったのを見た気がする。
私のイチオシはなんといっても2の『アオイホノオ』である。
業界ウケしかしないと思っていたのでまさかこのようなメジャーな場所に来られるとは、ファンながらも夢にも思わなかった。
もちろん『アオイホノオ』は当然持っている。
というより、今はなきヤングサンデーで、たしかまだ連載が決定していなかった読み切りみたいな状態のとき、たまたまコンビニで立ち読みし、感激のあまり涙を流したという思い出がある。主人公のホノオモユルが、とあるラーメン屋(うどん屋だったかな?)で読んだ『うる星やつら』に感動し、人生の転換期を感じるというシーンだ。たしか、ホノオが「このマンガはおれの人生を変えそうな気がする」って言うんじゃなかったっけ。
まあ、エントリーされただけでも奇蹟なので、大賞は期待しまい。おそらく同業者の漫画家たちに多く読まれたであろう『燃えよペン』『吼えろペン』『新吼えろペン』のシリーズも残念ながらメジャーヒットしていないし、この『アオイホノオ』も一部のマニアにしか受けていないのかもしれないが、しかしそれでも、一番大賞を獲るべき作品であることは間違いない。それは私たちの世代の「まんが道」だからだ。


次回につづく。