Buy U a Drank / T-Pain feat. Yung Joc




T-ペインを聴いていたら、「オートチューン」のことが気になったのでWiki で調べてみた。その「歴史」が面白い。




1996年、技師として石油会社のエクソンモービルで働いていたアンディ・ヒルデブランド (Andy Hildebrand) は地震データ解析用ソフトが音程の補正にも使えることを偶然発見した。翌1997年アンタレス社はこの技術を製品化し、「オートチューン」と命名し発売した。1998年、アメリカの歌手シェールは楽曲「Believe」において本来の音程補正目的ではなく、ロボットボイスを生むエフェクターとしてこのソフトを使用した。同楽曲がヒットしたことによってオートチューンは一躍有名になった。




ええ、覚えていますとも覚えていますとも。当時、リアルタイムでこの曲を初めて聴いたときはびっくりしたものなあ。




Believe / Cher






しかし、Wiki の記述はこのようにつづいている。




「Believe」はヒットしたが、その機械的なボーカルはあまりに独特であったため、ポップスの世界ではオートチューンをエフェクター的に使用することは一過性の流行に終わり、以後しばらくは本来の音程補正用ソフトとしてのみ使われ続けた。しかし、2005年にデビューしたT-ペインが自身のほとんど全ての楽曲にオートチューンを使用し、「I'm Sprung」などのヒット曲を生み出していったことをきっかけにオートチューンは再度注目されるようになった。




そうかなあ。私は、「すごいなあ、これからの音楽ってのは、ヴォーカルまで機械でいじくれるようになるんだなあ」と感動していたものだが。

ちなみに、T-ペインはリアルタイムで知らなかったけど、m-flo × 坂本龍一の『I WANNA BE DOWN』*1をリアルタイムで聴いたときは、「ああ、cher の流れだよなあ、すげー」と思ったものである。オートチューンではないのかもしれないけど。




I WANNA BE DOWN / m-flo loves 坂本龍一



オープニングの、バラバラに分断された個々のサウンドがまとめあげられていく部分は、いま聴いても鳥肌が立つ。絶対ヘッドフォンで聴くべし。




で、「オートチューン」の中の記述で気になったものをYouTube で視聴してみた。




Auto-Tune the News #3 / The Gregory Brothers




おそらく、ニュースの音源に音程をつけているのだろう。まったく英語のヒアリングができなくても相当愉しめる。もちろん、英語が聴き取れればもっと面白いのだろうが。



*1:アルバム『ASTROMANTIC』(2004)より。