昨日。蒸し暑い中に夕立がざっとひと降りすると、急に空気が涼しくなり、なんとなくだが、仕事をひと休みしようという気分になった。

雨宿りをしているような心持ちというか、この大降りになっているいまぐらいは、仕事の手を休め、(もし喫えるものであれば)煙草でもひと喫かししてもバチが当たらないだろうと思えたのだった。




夕立や 烏兎匆匆(うとそうそう)の幕の内*1  活蛙




そうかと思えば、日が暮れどき、鈴虫の鳴く声が聞こえてきた。もう秋なのか! いつも先送りしてきた多くの「やらなければならないこと」を思うとげんなりしたが、まあそれも仕方がない。いろいろと段取りしているうちにどうせ冬になるのだろうし。




鈴虫を聞けば聞いたで気が逸り 活蛙




そういえば、今年は7月頭くらいまでこたつを出していたけど、またそろそろ出さなければならないだろうなあ。夕方はもう半袖一枚では肌寒いのであります。



*1:「烏兎匆匆」は「月日のたつのが早いさま(現代語・古語 新潮国語辞典第二版)」のことだそうで、もともと「鳥兎」が年月、歳月をあらわすそう。「烏」は太陽の中に、「兎」は月の中にそれぞれいるという伝説にもとづいた言葉のようです。私もこれを調べるまではまったく知りませんでした。