まだ二話目を観ている。

  • 前に、西島と真木とが会話していたときにも思ったけれど、どこかの高層レストランでまたふたりが食事しているところで、ふたりの会話の声がでかいんだよなあ
  • 「爆弾事件」とか「行方不明」などのぎくりとするキーワードをわりと大きな声で話していて、「おいおい、公安なのに情報管理がちょいと甘くないか?」とツッコんでしまった(もちろん、演出上これは仕方のないことはわかっている)
  • あと、このふたりの会話のシーン、どうしてもパナソニックの西島のCF を思い出してしまう(「うちの食洗機、すごいんだよ……」)
  • このシーンひとつをとっても映像がきれいすぎるくらいで、最初はふたりの会話に気が行かず、画面に配置された人やその動きに見とれていた
  • 大きな窓の向こう側に露出を合わせているから、室内がアンダーに傾くのだが、その美しさといったら
  • まあ、映像に意識的なドラマなり映画は、影をうまく使うものだが
  • その証拠に、その次のハセヒロと西島がビルのエントランスで対面するときも、斜光の具合が素晴らしい
  • と思っていたら、ハセヒロが「公安は無茶な捜査をするから、嫌いなんだよおれは」の台詞をいやらしく言い放つのに感動した
  • いいねえ、こんな表情をもっとやれと思う
  • リク男(池松壮亮という立派な名前があった*1)が自分のアパートに戻るところで感じたのだが、この監督は、ジャパニーズホラー的な描写がうまいなあ
  • 他にも今回でいえば、防犯カメラの映像で女の子が映っているところとか、妹のアパートの部屋でまるで「首吊り死体」があるように映すやり方とか、もっと言えば池松の記憶がフラッシュバックされるところなんかに、ホラー要素を感じる
  • 西島と吉田鋼太郎とのやりとりもマフィア映画みたいでよかったなあ
  • 池松アパートでのアクションも迫力があったが、狭い室内で役者たちとカメラマンとの距離が近いのがよいのだろう
  • このドラマの特長として、アクションシーンに手に汗握る感じがあって、非常によい
  • 日本のドラマや映画には歌舞伎などの「殺陣」の流れを汲んでいるところがあって、その予め決められた立ち回りに、どうも迫力を感じられないことが多いのではないか、と浅薄な知識で考えてみる
  • もちろん、その殺陣の流れからの逸脱は、今ドラマがはじめてというわけではないだろうが
  • このあとの真木よう子の乗る車の前に香川が飛び出してくるシーンは最高だったなあ
  • 真木がきっちり左方向を見上げていて、そうやって視聴者の視線をミスリードしたあとに、右から香川が登場という、もう涎がでるね、こういうの
  • しかし何度見ても、真木がちゃんと運転しているし、香川もちゃんと飛び出してきているんだよなあ
  • エンジン音を別に入れてものすごいスピードを出しているように見せて、実際はごくごく低速で走っているのかもしれない
  • それでも、ノースタントでよくやるなあ
  • 池松の妹の部屋での、池松・真木の会話の「間」の取り方がよくて、真木を少し見直した
  • 「え?」とか「あ」をうまく用いて、初対面の感じをうまく出していた
  • で、最後、真木の大ピンチのときに、えらい勢いで西島が登場したのだが、その恰好よさ・頼もしさはものすごかった

今回は、起承転結の「承」にあたるような部分で、前回におそれていたような「謎の拡大」はなかったので、とりあえず一安心した。今回も、濃密な一時間をありがとう。
予告編は毎度映画のようで、「本当に来週もやってくれるの? ハイクオリティすぎて、隔週放映になるんじゃないの?」みたいな余計な心配をしてしまう。そもそも、予告編だけでひとつの作品みたいに丁寧に作っているんだよな。前回の予告編では誰が誰と話しているのかがなるべくわからないようにしていて、今回のものでは、前半はなるべく台詞をカットして映像だけで魅せ、後半には気になるキーワードを含んだ会話を放り込んでいたのだが、これまた惹き込まれてしまった。
前にも書いたとおり、シーズン2はWOWOW みたいだが、NHK みたいにオンデマンドで配信してくれないかな? それについてはきちんとお金を出すから、最後まで観たいよー。

*1:壮亮(そうすけ)だなんて、大名みたいな名前である。「池松出羽守壮亮であるッ!」みたいな。