去年の春のドラマ『ゆとりですがなにか』の録り溜めしたやつをいまごろ見ている。
毎回どきどきした状態のままドラマのエンディングを迎えると、その直後に必ず同局の別の日のドラマ(『世界一難しい恋』とかいうやつ)の番宣が入っていて、それが波瑠と嵐のリーダーがどうやら主人公の恋愛ものっぽいのだが、どうにもこちらの見る気をわざと起こさせないような雰囲気がぷんぷんと臭ってくる感じなので、いつも鼻を鳴らして「停止」ボタンを押すのだが、おととい、『ゆとり』のほうの第6話か7話かを観て「おお」となって、それからまた番宣の波瑠が出てきて「けっ」となって、そこで停止ボタンを押したら、画面に柳楽優弥と波瑠が一緒に登場してなにやら仲良さそうに話しているのを観て、「え? え? え?」となった。柳楽優弥は『ゆとり』で、波瑠は『世界一なんちゃら』だろ? え? え? え?
ほんとに一瞬なんだかよくわからなくなってしまったのだが、これはつまり、いま現在、NHKの金曜のドラマ10で、柳楽優弥と波瑠が共演しているっていうただそれだけの話なのだ。
たまたま9ヶ月ほど前に毎週日曜に日テレの『ゆとり』を観ていた人なら、「あれ、なんか既視感のある組み合わせだけど、なんだっけなあ?」と首を傾げる程度なのだろうが、僕のようにいまさら録画物を観ている人間は、「すっげー奇遇!」となったことだろう。まあ共感してくれる人間は日本中に3人くらいしかいなさそうだけど。

で、『ゆとり』のほうの柳楽優弥は客引きをやっていて、「おっぱいいかがですか、おっぱいいかがですか」ばっかり言っている。それ以外のセリフもけっこう(というかかなり)いいことを言っているんだけど、いざ彼を思い出すと「おっぱいいかがですか、そろそろおっぱいなんじゃないですか」と言っているイメージしか浮かばない。その柳楽優弥が、あのお嬢様然とした波瑠と談笑なんかしつつ「つきあってもらえるんですか?」などと言っているところを観ても、どうしても「騙して店で働かすんじゃねーの?」とかしか思えない。
とは言いながらも、ほんとは『ゆとり』の柳楽優弥は大好きで、まあそのことを書く日がいつかあるかもしれないね。