あと一年で平成も終わるとか。元号も一緒にやめてほしい。
あと、不謹慎なので誰も言わないのかもしれないが、いまの天皇、退位前に死んでしまったらそれこそ世の中じゅう引っくり返って大騒ぎするだろうな。なんとかそれまではもってくれよ、っていう気持ちを持っていない宮内庁の人間はいまい。おくびにも出しやしない思いだろうが。

新元号とかほんとどうでもいいんだけど、けれど保守趣味の方々なんぞは死ぬほどありがたがるんだろうな。ご苦労なこって。
「いやね、このあいだ時間が空いてしまってね、そのときに新元号かんがえちゃったんですよ」
「なになに? そんなヒマあったの? こっちはセクハラとかなんだとかでひどく忙しかったってのに」
「だって、自分から騒ぎを大きくしたんじゃないの、あれって?」
「だってさ、あまりにもマスコミのやつらが生意気だから、なにか言ってやろうって思うじゃない? そうしたら、それでまたやつら騒ぐんだもん、嫌ンなっちゃうよ」
「わたしも、このところ突かれっぱなしでくさくさしててね、それで気晴らしを、と思って」
「で、なに考えついちゃったの?」
「わたしとね、あなたの苗字から一文字ずつ」
「やっちゃったの?」
「ええ、中国の古典から採るとか、もうそういうの面倒じゃない? 第一、中国ってのが気に食わないでしょう」
「おれも前からそう思ってた。支那のなんてイヤだよな」
「だから、もっとわかりやすいのが、きっと国民にも受け容れやすいかと思って」
「で、なににしたの?」
「『安心して生きられる時代』ということで、安生(あんせい)っていうのはどうでしょう?」
「お、いいね。グーじゃない」
「でしょう。誰もわれわれの苗字から採ったなんて気づかないだろうし」
「閣議決定すればだいじょうぶだろうしな」
「ね、これでいきましょうよ。歴史に名前残せますし」
「そうだよな。これくらいやってもらったってバチはあたらねえだろう」


まあ天皇関連のこととなると、すくなくともテレビは口をつぐんじゃうよね。NHKのラジオでまとめて秩父宮、高松宮、三笠宮のラジオ音源を解説とともに聴く機会があった(実際には何回にもわたって放送された)が、実に面白かった。インタビューのものもあったが、インタビュアーもけっこう気さくで、言葉遣いは丁寧だが、いまよりよっぽど距離感は近かったように思う。
反対に、いまは言葉遣いはちんぷんかんぷんで、そのかわり距離は天文学的に遠いものだととらえる層も少なくないようだ。ときどきではあるけれど、そんな原始的な脳味噌が羨ましいこともあるよね。世の中、さぞ単純に見えることでしょうよ。