なんだかトースターのタイマーがやけに長く感じられたので、キッチンタイマーをつかって計測してみたら、トースターの10分が、実時間では12分だということを知った。

さて。この時期になるとこんな過疎ブログへのアクセスがやや増える傾向にある、ということは毎年言っていることかもしれないけれど、たったきのう、自分のブログのURLがdoroteki2.blog.jpではなくて、doteki2.blog.jpであることに気づいたという、つまり自分のURLを決定するときに誤タイプしてしまい、かつ数年ものあいだそれに気づかないままでいた程度のブログになぜアクセスが増えるのかというと、おそらく宿題かなにかになっているのであろう読書感想文をつくるためのコピペや参照元としてネットを渉猟するアホどもが大発生し、そのサーチに当ブログもすこし引っかかってしまった、というのがその原因だと僕は見ている。
まあ、「○○(書名) 感想」みたいな感じで検索し、ダイレクトにそのページにアクセスするものだろうからこの記事を読むはずもないのだが、せめてもの抵抗で当記事に「読書」のタグをつけておいたので、「うーん、ほかにないかなあ」と探した人間の目に引っかかれば僕の試みの半分は成功だ。

こういうとき、「いやまあ、そういう読書感想文みたいなものは、他人のコピペなんかをするんじゃなくてね、自分で読書して、自分の頭で考えて、自分で書いたほうがいいよ、そのほうが身のためだよ」みたいな注意をする人は少なくないのではないかと思うが、僕はそういう言い方は嫌いだ。「身のため」の心配をするというのは、前述の大量発生しているアホどもに寄り添い、親身になってやるということじゃないか。そんな大海原みたいな心の持ち主なんかじゃないんじゃ、こちとら。はっきりと、「そういうコピペするやつら、一生苦労しろ!」って言ったほうがはるかにマシ。
でも、実際のところは、そういう括弧つきの「要領のいいやつ」ってのは社会的にもうまく行ったりする輩が多いんだと思う。そりゃそうだろう、抜け目がないため効率的なやり方を見つけるのが誰よりも早く、バレなければ規定外のことも簡単にやってのけるという胆力と実行力も持っている。人格がどうのこうのと陰口を叩くやつもいるかもしれないが、そんなのはしょせん負け犬の僻み。勝てば官軍、負ければ宦官。人生、勝ったもん勝ちですよ。
その結果、上司のお覚えめでたいてなことになる。
「おまえ、同期の連中より頭ひとつ抜けてるな」
「あざーす!」
「よし、会社はおまえを高度にプロフェッショナルな人材として認定することにしよう」
「あざーす!」

数ヶ月後。

ああ、つらい。電車。連れてかれる先は地獄だってのに、地獄でしかないってのに、待ってる。終わらない仕事がたくさんあって。ずーっと、ずーっと、ずーっと、目の前にはなんかある。塊。大量の。仕事の山。やらなきゃいけない、山。動かせない。消えない。なくならない。なくせない。ずーっと、そこには山。休めない。とてもじゃないけど、休めない。休日なんて、連休なんて、あったんだなあ。はは。考えられない。なにしてたっけ。2日も休んで、なにしてたんだっけおれ? ああ、つらい。もう足を前に動かせない。電車に乗りたくない。会社に着いちゃうから。そうだ、飛び込んじゃおうか。電車にぶつかっちゃえば、会社に行かなくてすむ。寝れる。かなり寝れる。もう死んでもいい。死んだらラクだ。死んだら寝れる。怒られないまま、寝れる。気にせず、寝れるんだから……。ああ、やってきた。もうほんとうにそうしてしまおうか。一歩。どうせ足を出すなら、ラクなほうへ……。
ああ……いったい、どこでどうなって、こうなっちゃったのかなあ……。

それが、このページの呪いだ!
こうならないうちに、改悛するのだ。おまえの、合理化や効率化の行く先は、実はたいしたことじゃない。どころか、おまえの寿命を縮めることだってある。だいじょうぶ、人生はやり直せる。おれだって、むかし過ちを犯した。そのために、ものすごく重い呪いがかけられ、しかもそれはいまだに解かれていない。その呪いのためにおれは、2分余計に焦げたトーストを毎日喰っているのだ。