一般参賀って言葉はもちろん見たことがあったけれど、けれども実際になにをやるか知らなかったし、ましてや自分の知り合いがそこに並んでいてそこから暇潰しがてらに新年の挨拶メールを送ってくるとは思わなかったよ。四十年生きた甲斐があるってもんだ。
15万人もの暇な人が世の中にはいるもんだと思ったのだが、まあ暇ってことは幸せってことだ。だから「暇人だねえ」ってのは、「幸せだねえ」という褒め言葉なの。
その幸せな連中が大勢たかっているニュースをNHKで伝えていて、その最後のシーンで、天皇が手を振るのがスローモーションになり、そこに向けられたオーディエンスの声がたまたまふたつだけ明瞭に聞こえたのだが、それが「ありがとうー!」と「ご苦労様でしたー!」で、なるほどそこにいた人たちの程度というのをなかなかうまくあらわしているんじゃないかと、心が温まる思いだった。